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キッチンをリフォームして最新のシステムキッチンにしたい、そうお考えの人もいるのではないでしょうか。
システムキッチンを提供している会社は色々ありますが、今回は9社のシステムキッチンの特徴をご紹介します。
クリナップのシステムキッチンの最大の特徴は、ステンレスという素材にこだわりを持ち、ステンレスという素材の良さを最大限に引き出す製品開発を行っているという事です。
ステンレスは鉄を主成分にクロムなどを含んだ合金の事を言います。
ステンレスの最大の長所は錆びにくいという点です。
夏を中心に多くの地域で高温多湿な気候になる事が多い日本において、ステンレスはキッチンを含めた水まわりに使う素材として最適なものの1つです。
クリナップはそんなステンレスの機能性を活かすだけでなく、ステンレスの欠点を克服したり、見た目の美しさや使う人の利便性などを考えたシステムキッチンを、数多く作り出しています。
クリナップのシステムキッチンのメリットは先述の錆びにくいという点の他に、長寿命であるという点もあります。
ステンレス製のシステムキッチンにはカビが繁殖しにくい・臭いが付きにくい・熱に強いなどの特徴もあります。
カビや臭いがこびりついてしまうと、金たわしなどでキッチンをごしごしと擦ったりして取り除かなければならないという事もあります。
そうするとシステムキッチンのシンクなどが傷ついてしまい、またキッチンをリフォームしなければならない、という事にもなりかねません。
そういった心配が少なく、簡単なお手入れで綺麗な状態を長く保ち続けられる工夫が施されているという事が、クリナップのシステムキッチンの最大のメリットであると言えます。
ただ、クリナップのシステムキッチンには気を付けてもらいたい点もあります。
ステンレスのシステムキッチンは、錆びにくいですが決して錆びないという訳ではなく、他の錆びた調理器具を置いたままにして「もらい錆び」をすることもあります。
他にもステンレスには傷付きやすい、水分や塩分に弱いという特徴もあります。
クリナップのシステムキッチンにはそのような弱点をカバーする加工を施したものが多いですが、完全にその弱点が無くなっているという訳ではありません。
汚れが付着しても硬いたわしなどでごしごしと力を入れて擦り過ぎない、食事のあと食器を洗った後は布巾などで水分や塩分をしっかりと取り除くなどのケアをすることが大事です。
リクシルのシステムキッチンはデザイン、カラーが豊富で比較的お求めやすい価格設定となっています。
洗練されたデザインがどのインテリアにもよく馴染み、新築する場合でも、リフォームする場合でも部屋の中で浮く心配がありません。
また、収納力が素晴らしい点も魅力的です。
リクシルのシステムキッチンには特徴的な機能が3つあります。
1つめはリクシル独自のくるりん排水口です。
これは水の流れを利用したもので、排水のときに水車を回してうず水流を発生させることで排水口をきれいにします。
しかも、電気を一切使わないエコ設計です。また、排水のたびにきれいにしてくれるので、普段のお手入れも簡単です。
2つめはよごれんフードです。
よごれんフードは今まで面倒だったファンの掃除が楽になるというメリットがあります。
フード内部でディスクが高速回転し、汚れた空気を分解します。油だけを取り除くことでファンに油が侵入するのを防ぐのです。
空気と油に分解された空気は、ファンを通り家の外に排出され、残った油はオイルトレーに留まります。
オイルトレーはフッ素塗装されているので普段のお手入れも楽になります。
また、回転ディスクは水に反応し汚れを浮かせる作用のある親水性塗装が施されているのでゴシゴシ洗わなくても汚れがきれいに落ちます。
よごれんフードはお手入れが楽で高機能ですが、その分かかる費用が割高になる点がデメリットといえます。
3つめは昔から高いセラミックの技術を持っていたリクシルならではのセラミックの調理カウンターです。
セラミックは丈夫でかたく、焼きものならではの味わい深さもあります。
メリットとして、セラミックは焼きものなので耐熱性に優れていることが挙げられます。
熱くなった鍋を直接セラミックカウンターの上に置いても、変色する心配がありません。
また、調味料や洗剤などが浸透しにくいため、変色や変質が少なく劣化に強いこともメリットのひとつです。
経年劣化が少ないので長い間使用しても美しさを保つことができるでしょう。
丈夫でかたいセラミックの硬度はステンレスよりも高いともいわれています。
かたいものでこすってもキズがつきにくいというメリットがありますが、繊細なガラス製品を雑に置いてしまうと割れてしまうというデメリットもあります。
繊細なグラスなどの取り扱いに注意してください。また、冷蔵庫から取り出した卵も簡単に割れてしまうので、調理をする際も気をつけましょう。
パナソニックのシステムキッチンのラインナップは4種類と豊富です。
シリーズによって価格帯も仕様も様々で、オプションパーツでも、まさに痒いところに手が届くものを多く取り揃えており、細やかなプランを組み立てることができます。
その反面、もっとシンプルなキッチンでいいという方には不向きかもしれません。
その数あるパナソニックのシステムキッチンの中で、リフォームの際におすすめなのが、リフォムスというシリーズです。
昔主流であった奥行き600ミリのコンパクトなプランもあり、他の空間に影響することなく入替をすることができます。
また、10ミリ単位で幅も調整ができる為、既存の間口サイズに合わせて無理なく設置することができます。
このリフォムスでは、奥行きが650ミリの場合、上級クラスのLクラスキッチンでも取り入れられているPaPaPaシンクが標準装備となっています。
とても大きなサイズのシンクなので、大きな鍋やホットプレートなども楽に洗うことができます。
また、サイドデッキやスライドネットを利用すれば、シンクの一部を作業台として使うことが出来ます。
さらに、シンクの後ろ側がすっきりしたバックガード一体型で、カウンターや排水口まわりの継ぎ目もない為、お手入れがとてもしやすくなっています。
引き出しの底板はステンレス貼になっており、耐久性が高く、水や汚れにも強くなっているのも嬉しいポイント。
引き出しにはソフトクロージング機構がついており、完全に閉まる6センチ程度手前からゆっくりと閉まっていきます。
その為、引き出しを閉める際の音の軽減や、指はさみなどの防止に期待できます。
キャビネットもムシスルーキャビネットという虫の侵入を軽減する仕組みになっているので、戸建てやマンションの低層階など、普段虫に悩まされている人におすすめのキッチンです。
もちろん、収納面でも充実しています。
引き出しを少しだけ開けば、オタマや包丁などサッと取り出せるようになっているので、こまごまとしたものはキッチン内部に収納し、カウンターの上はすっきりさせておくことができます。
そして、このキッチンで注目すべきもう一つのポイントは、油汚れを毎回自動掃除してくれる「ほっとくクリーンフード」です。
面倒なファン掃除が10年間不要という優れものです。
毎年の大掃除の手間も省けるので、忙しい生活を送る人たちの強い味方になってくれます。
これはパナソニックキッチンの専用機器になっており、単品販売がされていません。
トクラスのシステムキッチンの特徴はなんといっても、素材から自社開発している人造大理石製のワークトップです。
1970年代から人造大理石製ワークトップのキッチンを業界に先駆けて製造しており、ノウハウと技術が詰まったトクラスの人造大理石は他のメーカーとは一味違います。
人造大理石の汚れにくく耐久性が高いという特徴を活かしたトクラスのシステムキッチンは、継ぎ目のない一体形状となっており、お手入れが非常に簡単です。
部材同士をつないでいたゴムがないので、ゴムにカビがついて取れなくなることもありません。
[st-kaiwa1]掃除しづらかった立ち上がり部分やシンクの内部もサッとシャワーをかけるだけでそのまま洗えてしまうのは大きな魅力です。[/st-kaiwa1]
また、「手塗グレード」のキッチン扉を選んだ場合、熟練の職人が1枚1枚丁寧に仕上げるため、高級感にあふれています。扉の角まで美しいのは大きな魅力です。
トクラスのシステムキッチンには、「Berry(ベリー)」、「Bb(ビービ―)」、「Bb Compact(ビービ―コンパクト)」、「DOLCE X(ドルチェエックス」の4種類があります。
Berryは、自由度が高く、カラーバリエーションも豊富。プラングレードによって大きく変動するので、価格帯も85万から350万程度と幅があります。
掃除が大変なレンジフードも、片手で簡単に外せるコンパクトなフィルターを採用しており、お手入れが簡単です。対応間口の幅も広いので、リフォームにおいても選択の幅が広がります。
Bbは、すっきりとしたシンプルなデザインとなっており、シンプルさゆえに設置場所に困らない、リフォームに向いているモデルだと言えます。
シンクやコンロの位置はある程度調整が可能ですので、自分の好みに合わせて設定することが可能です。
Berryに比べると対応間口が少なかったりカラーバリエーションが少なかったりしますが、その分価格帯は62万から120万前後と抑えられるのが嬉しい点です。
Bb Compactは、その名の通り、Bbの機能性や掃除性、デザインはそのままに、極小住宅やセカンドキッチンに対応できるようにコンパクトにしたモデルです。
間口は120cmから210cmまで対応しており、暮らしに合わせてコンロのないタイプを選ぶことも可能です。
コンパクトとは言いつつも、シンクは奥行が60cmもありますので、一般的なフライパンなら十分入る広々シンクを採用しています。価格帯もぐっと抑えられて40万から75万円程度で採用可能です。
DOLCE Xは、とにかくデザインが美しいおしゃれを追及したモデルです。
横から見るとピアノの曲線を思わせるハイバックアイランドタイプと、独創性と機能性に満ちた芸術作品のようなラウンドタイプの2種類があります。
見た目だけでなく、機能性を追及しているので、両面で自慢できるキッチンになるかもしれません。
対応間口は限定的で、ハイバックアイランドタイプで255cm、ラウンドタイプは240cm〜270cmです。
一方で、価格帯は210万から350万円程度と少し値が張るのがデメリットと言えるでしょう。
トクラスのシステムキッチンにおけるデメリットとしては、ステンレスタイプやホーロータイプが選べないことです。
そもそも取り扱いがありませんので、ステンレスタイプを希望される場合はトクラスは不向きとなります。
お手入れは簡単な人造大理石ですが、汚れが染み込むような場合は研磨剤でこするといった手入れも必要ですので、ステンレスの清掃性がないとだめだと思われる方には、デメリットに感じるかもしれません。
また、ホーロー製のキッチンも取り扱いがないため、とにかく耐久性を求める方にも向いていないかもしれません。
しかし、人造大理石は完璧とは言わないまでも、十分な性能を持っています。
そもそも、汚れのたまらないシームレスな形状やちょっと熱くなったヤカンをそのまま置ける程度の耐久性を求めているのであれば、十分満足できる可能性が高いです。
TOTOのシステムキッチンは、水ほうき水栓を使っているため、約37%節水できます。
仮に4人家族で食器洗浄の水を約37%節水できたとすると、一日で約37?節約していることになります。
また、水道水の塩化物イオンを電気分解して、除菌成分を含む水を生成しているため、常にまな板や包丁、食器などの菌を約99%減らしたり、ヌメりの原因菌を減らします。
スクエア滑り台シンクはシンプルな形状のため汚れもたまりにくく、いつもシンクをきれいに保てるでしょう。
掃除を快適にしてくれるポイントは他にもあります。
クリスタルカウンターはシンクと一体化しているため、つなぎ目がありません。
つなぎ目がないことによって掃除のしやすさを実現しています。レンジフードはフィルターがないため簡単に汚れを落とすことができます。
TOTOのシステムキッチンの大きなメリットは掃除のしやすさとデザインです。
汚れがたまる原因になるものを徹底的になくしているので、シンプルなデザインになっています。
シンクと一体化しているため掃除がしやすいのもポイント。
IHと組み合わせることで掃除のしやすさを最大限に引き出すことができます。
汚れもたまりにくく、すぐに落ちるのでキレイに保つことが容易になります。
清潔や掃除のしやすさ以外にデザインにも力を入れています。
外見はカラーバリエーションが豊富で部屋のデザインに合わせた色を選択可能です。
そのため、部屋との一体感が増し、とてもスッキリした見た目になるでしょう。
大きなデメリットとしては、デザイン性と掃除のしやすさを兼ね備えたクリスタルカウンターです。
クリスタルカウンターは錆に弱く汚れが付きやすいです。
明るい色の場合、シンクの水垢が目立ちやすくなります。
しかし、これらのデメリットは掃除のしやすさとカラーバリエーションの多さでカバーすることができています。
機能の面でデメリットはカバー出来ましたが、カバーしきれないデメリットが一つあります。それは費用の問題です。
TOTOのシステムキッチンは組み合わせの融通が利かないため、その結果、良いものを組み合わせなくてはならず、ある程度の費用がかかってきてしまいます。
システムキッチンを選ぶときは、価格だけで判断せず、機能や使いやすさを重視することも大切なことです。
良いキッチンを選んで使い続ければ、多少コストが増えても導入する価値は大いにあるのではないでしょうか。
サンワカンパニーはシステムキッチンの製作や販売以外にも住宅設備などの企画開発や輸入などを行っているメーカーです。
サンワカンパニーの目指すシステムキッチンの理想形は、ミニマリズムと呼ばれるスタイルです。
ミニマリズムとは「最小限」という意味で、設備・デザインに関して余分なものを排し、シンプルで使いやすく、スタイリッシュなデザインのものが多いのがサンワカンパニーの最大の特徴です。
特にデザイン性に関しては評判が高く、国内外でデザイン賞を数多く受賞しています。
そのデザイン性を求めてサンワカンパニーのシステムキッチンを選ぶという人も少なくないです。
サンワカンパニーのシステムキッチンのメリットはそれだけにはとどまりません。
その1つに収納や留め具などにもステンレスが使われているオールステンレスという仕様の物を取り揃えているという点があります。
ステンレスのキッチンは錆びに強く寿命が長いのが特徴ですが、収納や留め具が木製であるものも少なくありません。
キッチン自体は丈夫でも収納などにカビが生えてしまうという事が通常のキッチンでは起こり得ます。
そういった心配が少なく、衛生的であるという点がオールステンレスキッチンのメリットです。
さらにサンワカンパニーのキッチンは国内開発にこだわりを持っているという特徴もあります。
ヨーロッパのトレンドのデザインなどを取り入れつつ日本の住宅に合ったキッチンを国内の工場で製造するというこだわりが、日本人の美意識に合い、尚且つ安全な製品を製作出来る要因であると言えます。
デメリット
そんなメリットがあるサンワカンパニーのシステムキッチンですが、いくつか注意して欲しい点もあります。
まず、収納スペースが少なくデッドスペースがある製品もあるという事です。
1人暮らしなどで調理器具が少ない人はあまり気にならないかもしれませんが、家庭に調理器具が多い人は、収納スペースが充分であるかという事を前もって確認しておきましょう。
また、物によっては食洗器などが付いておらず、オプション扱いとなり追加料金がかかることもあるという点もキッチンに色々な設備を求めている人にとってはデメリットかもしれません。
事前にカタログなどを確認し、自分の家庭に必要な設備は始めから付いているかという点も併せて確認しておくと良いでしょう。
クチーナは40年の歴史がある、日本のシステムキッチンのパイオニアです。
クチーナのシステムキッチンは豊富なラインナップの中からイメージに近いものを選ぶことができます。
人気の扉には、精緻な装飾と丁寧に磨き上げた鏡面が美しい「エンブレムスノーホワイト」
タモ材の木目を生かした個性的な「サザナミホワイト」
シックなブラックとスタイリッシュなデザインの「ネロ ブルーブラック」
などがあります。
そのほか、
シックなクレイブラウンカラーとオリーブウッドの組み合わせのL型キッチン
落ち着いたグレイッシュカラーとナチュラルな木目が北欧インテリアにぴったりの「マリボー」
サイドボードのようなペニンシュラ型キッチン「イーストオーク」
なども。
ゼロから完全オリジナルでオーダーすることも可能ですが、そこまでイメージが固まっていない、色や材質などをみて決めたいという人にもおすすめのメーカーです。
従来のシステムキッチンは、規格化されたものの中から選ぶスタイルなので自由度はあまり高くありませんが、完成形がイメージしやすいというメリットがあります。
オーダーメイドキッチンはカタログや既成デザインがないのでイメージがしにくい反面、ゼロから自分好みのキッチンを作ることができます。
クチーナはシステムキッチンとオーダーメイドキッチンのメリットをいいとこ取りした、カスタマイズフリーという方法をとっているところが最大の特徴です。
カラーやサイズ、材質やレイアウトなど、豊富な種類の中からカスタマイズが可能。
細かいところまでこだわった、世界にひとつだけのキッチンを注文することができます。
クチーナはオーダーを受けてから制作する完全受注生産のシステムキッチンです。
小ロットでの生産に合わせて、材料の加工、塗装、組み立てまでのすべてを静岡県浜松市の自社工場で行っています。
クチーナの前身は森本家具装飾店という、職人による別注家具のお店でした。そのノウハウを生かし、熟練の職人による手仕事で作られた品質の高いキッチンを提供しています。
最高級の木材を使用し、木目の違いやバラツキを均一に整えるなど、まるで家具のような美しい質感のキッチンが魅力です。
デメリットとしてはフルカスタマイズで製作する場合、打ち合わせの手間や時間がかかることが考えられます。
注文を受けてからの製作になるため、完成して設置するまでの時間も要します。時間に余裕がない場合には向きません。
システムキッチンで有名な企業、タカラスタンダードの特徴として挙げられているのが、ホーロー素材です。
1972年から日本初のホーロー製のシステムキッチンを作っている会社で、その後、システムバスや洗面化粧台もホーロー製品を作り始めました。
ホーローでできたシステムキッチンは、汚れに強く、丈夫で温かみのある雰囲気に仕上げるのが特徴です。
また、汚れにくく汚れがついても落としやすい素材であるため、掃除が楽なのも特徴のひとつといえます。
特に他のシステムキッチンとは違い、油汚れに強いです。
油汚れがついても落としやすいため、家事や育児で忙しいユーザーからも評価されています。
普段から拭き掃除だけですむため、年末の大掃除が必要ないと考えるユーザーも少なくありません。
タカラスタンダードのシステムキッチンのもうひとつの特徴としては、シンプルで調理しやすいところです。
収納スペースが広く、コンロとシンクの間の作業スペースも大きいため、作業台の上に調味料や小物をおく必要がありません。
そのため、作業をするときに余分なものがおいてあってどかしている間に時間がすぎてしまうようなことがなく、作業に集中できます。
キャビネットの部分にまな板や包丁をしまえるスペースがあるため、収納グッズをおく必要がないのも特徴です。
昇降ラックがついているため、高いところに荷物を置いていても、自分の目の高さに下げることができます。
背伸びしないと届かないような場所の収納であっても、目の高さまでおろすことができるため、落下する危険がありません。
また、ホーローのタカラスタンダードといわれるくらい、キャビネットや棚の扉など外面はホーローが使用されていることは有名です。
しかし、内部の引き出しに至るまでホーローだと知っている人は多くないでしょう。内部の引き出し煮物をこぼしても、すぐに掃除できるメリットがあります。
シンク部分も使用する人のことを考えて作られています。
人工大理石のシンクで奥行きがしっかりしていること、まな板をおけるスペースがあるため、安心して調理できるのがメリットです。
てんぷらを揚げるときに衣付けもスムーズにできることや、シンクの上で食器や食材を洗って水切りができるため、ざるを使う必要がありません。
また、散らかしてもごみを処分するのが楽なシステムになっていることや、水周りをきれいにするだけで掃除が済むことが多いのもメリットといえます。
ハウステックのシステムキッチンには、二種類のラインナップがあります。
人工大理石のワークトップとシンクを持つカナリエとステンレスキッチンのSLシリーズです。
それぞれ特徴や魅力が異なるので、自分のスタイルに合ったタイプが見つかるかもしれません。
カナリエの最大の特徴は、業界最大級の収納力を持っていることです。
収納容積は最大で約580Lという、大型冷蔵庫並みの収納力を誇っています。
そして、単に収納量が多いだけではありません。わずかな隙間や扉の裏側などを利用して収納がつくられています。
その為、キッチン用品をたくさん持っている人や、できるだけシステムキッチンの中に収納してしまって、カウンターの上はすっきりさせておきたい人におすすめです。
また、収納のしやすさにもこだわって作られています。重たいボトルなどは中段に収納できるようになっており、体を下までかがめずに楽に出し入れをすることができます。
また、ワークトップやシンクのお手入れのしやすさにも力を入れています。
人工大理石にする場合のデメリットとも言われている汚れの沈着については、ワークトップには「はじくリンコート」という特殊なはっ水、はつ油コートを施し、シンクにはさらに約30倍もの耐摩耗性をプラスした「超はじくリンコート」を施すことで軽減できるようになっており、さらに汚れが拭き取りやすくなっています。
シンク内でも、用途に応じて水切りやまな板の高さを変えられるようになっていますが、その段差やステップは最小限に抑えられており、お手入れしやすくなっています。
キッチン自体の高さも1センチ刻みで調整ができることも嬉しいポイントです。
一般的には80センチ、85センチ、90センチの3種類で設定しているメーカーがほとんどですが、やはり毎日長時間過ごす場所だからこそ、自分の身長にピッタリ合った高さの快適なキッチンにしておきたいものです
また、扉のカラーは31種類、そして取っ手は5種類の中から自由に組み合わせができるので、インテリアや好みに合わせて自由にコーディネートすることができます。
SLシリーズは業務用厨房で長い間愛されてきたステンレスをふんだんに使った、長い間使えるキッチンです。
そして、ステンレス最大の特徴である耐久性、そしてその素材の美しさを活かしながらつくられています。
ベースキャビネットもステンレスでできており、湿気に強くサビにくく、また臭いも染みつきにくいので、清潔に保つことができます。
シンクでは、排水口との間のつなぎ目のないシームレス構造を取っており、お手入れもしやすくなっています。
扉はヘアラインの柄のとてもシンプルな面材なので、シンプルなものやステンレス素材が好きな人、そして耐久性を重要視したい人にはおすすめです。
以上となります。
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